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2014年6月

繊細すぎる! ギヤマンクラゲ

Img_8262

これは繊細すぎる...


ギヤマンクラゲは
とても繊細なプロポーションを持つクラゲ。

あまりにも透明すぎて、
生き物であるかどうかも怪しく感じるほどです。

傘の透明度はクラゲの中でも1、2を争います。
透かして見ると、向こう側にあるものが、
そのまま透明度の高いガラスを通しているかのように、
ほとんど歪み無く見えます。


こんなクラゲが身近にいます


このギヤマンクラゲは、日本の海にごく普通にいます。
以前は江の島でも良く見かけたのですが、
なぜか最近出会えない...。
運が悪いだけなのかもしれません。

採集できたら、じっくりガラス瓶の中で
観察したいと思っています。


繊細なのに獰猛らしい


こんなにか細く見えて、クラゲを食べてしまうとの報告も。
ちゃんと観察したわけではないのですが、
3匹を瓶に入れていたはずなのに、帰ってきたら1匹共食いで
食べられてしまい、2匹に減っていたとか、
というまことしやかな噂があります...。

何人かが、うちに帰ったら何だか数が少ない...という
証言をしています。


都市伝説なのか、本当に獰猛なのか、
これもいつか採集できたら確認してみよう。

●クラゲの不思議な世界
http://www.jfish.net/

●平山ヒロフミ
info@jfish.net

●画像情報
撮影したカメラ:Canon EOS Kiss

ピカピカ...アミガサクラゲは本当にクラゲ?

Img_4148

ぴかぴか....光ってる?


アミガサクラゲは自分で光っているわけではありません。
展示している照明の光が反射しています。

この光っている部分は、櫛板(くしいた)です。
繊毛がたくさんあり、この部分があることがクシクラゲであることの
証明になります。

クシクラゲは....クラゲであってクラゲでない?


クラゲと言う名前の付いているのに、
分類学的に正しくはクラゲではありません。
でも、クラゲと呼ぶのも間違ってはいません。

学問的には
水母(クラゲ)=刺胞動物を指しますが。
このアミガサクラゲは、有櫛動物といって、多きく分類が異なります。

しかし、ゼリー状で海に漂っている生き物全般を、
クラゲという言い方をすることも間違いではないため、
このアミガサクラゲもクラゲといえる場合もあるなど、
何だかややこしいことになっています。

クラゲと一言で言うと、何を指しているのか、
ただしく言い表すのは前後の文脈から判断しなければ
ならないこともあるなんて、ややこしいですね。
クラゲが掴みどころが無い感じがしてしまうのは、
こんなところからも来ているのかも。

●クラゲの不思議な世界
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●平山ヒロフミ
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●画像情報
撮影したカメラ:Canon EOS Kiss

●画像の作成:

Adobe Photoshop Elements

いつものミズクラゲ水槽に...クラゲの子供発見!

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いつもの新江の島水族館のミズクラゲ水槽...に見えますが


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いつもの新江の島水族館の水槽です。
この日も沢山の人が訪れていました。

土曜日の「江の島ビーチクラブ:小さなクラゲ体験」のあとの
閉館間際ですが、
まだまだ人が絶えません。

この水槽の右側に、なにやらもやもやとした白いものが
くっついていました。

見落としてしまいそうな小さな塊でしたが、
近づいてよくよく見てみると、
クラゲの子供の世代にあたるポリプでした。

Poripu

接写できなかったので、
ぼんやりとしか写せませんでした(^^;

このポリプも放っておくと、どんどん増えて、
ミズクラゲをはっきり見ることができなくなるほどなのです。
定期的にアクリル面を掃除するため、
見ることができるチャンスは限られています。

ミズクラゲの水槽のアクリル面も
観察してみてくださいね。


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●平山ヒロフミ
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●画像情報
撮影したカメラ:Canon EOS Kiss


ちいさいクラゲ本 届きました

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ちいさいクラゲ写真本


自分で気に入ったクラゲを選んで小さなクラゲ本を
作ってみました。

大きさはCDジャケットサイズ。
薄くて柔らかい紙質なので、
どこにでも気軽に持って行って、
好きな時にパラパラっとめくって、
癒してもらうことができます。

Img_0213

スマートフォンの画面で見るのもいいけれど、
やっぱり印刷された紙を見ると
ほっとします。


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●平山ヒロフミ
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●画像情報
撮影したカメラ:Canon EOS Kiss


ふわり...たこくらげ

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小さいたこくらげ


このタコクラゲは、
傘の大きさが500円玉くらい。


小さな体を
必死に動かしているようにかんじるほど
せわしなく動いていました。


休むことなく動き続けます。
暖かい地域を好みます。


鹿児島の海で見ました。
自然のタコクラゲは大きく育って逞しい印象があります。


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●平山ヒロフミ
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撮影したカメラ:Canon EOS Kiss

●画像の作成:

Adobe Photoshop Elements

心が休まる...とっておきの場所ありますか?

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心が休まる場所...あります


江の島ビーチクラブを行っている片瀬西浜は、
景色もすてきです。

昼間はギラギラとした太陽に照らされていても、
日が落ちかけてくると、少し乱暴なほど照りつけていた
太陽や賑やかさが嘘のように引いていって、
あっという間に心を和ませてくれる景色に変わります。

多くの人が訪れることができて、秘密でも何でも無いけれど
共有できるからこそ貴重なとっておきの場所です。

でも少し心配事があります


このところ、海岸の幅がどんどん狭くなっているように感じます。
だれに聞いても少し前までこうじゃなかったと言います。
正確に測ったわけではないけれど、
海の家の柱と満潮時の波打ち際が極端に狭く、
数メートルしかありません。

江の島水族館の前辺りが一番狭く感じます。
鎌倉方面の海岸や、もっと伊豆よりの海岸は、
すでに侵食が激しくなって海水浴場自体が
本当に消滅してしまっています。

西湘バイパスが嵐で崩れてしまったのも、
海岸線が道路脇まで来て荒れた海にさらされたからだと言われています。

海岸がどのようになってしまうのか、
とても心配です。


●クラゲの不思議な世界
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●平山ヒロフミ
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撮影したカメラ:Canon EOS Kiss

●画像の作成:

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優しい風合い。。。幻想ミズクラゲの作品

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幻想みずくらげ


最近とても疲れていて、少し作業しただけで、
うとうとしてしまいます。

ミズクラゲの画像を眺めていると、
優しい風合いのこんな雰囲気の空間を
感じたような気がしてしまいました。
その雰囲気そのままを取り出した作品です。


ミズクラゲのふしぎ


ミズクラゲの生態は、かなり解明されてきています。
これまでに最も研究されたクラゲでしょう。

子供の世代はポリプという世代がコピーを作ってどんどん増えます。
スリコギですり潰しても死にません。
死なないどころか、増えてしまいます。

これもミズクラゲの、
沢山ある魅力や不思議のほんの一端。
ふしぎな話が沢山あります。

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撮影したカメラ:Canon EOS Kiss

●画像の作成:

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ハンドメード...クラゲモチーフのアクセサリー

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ハンドメードのクラゲアクセサリー

ミズクラゲをモチーフにした、
涼やかなクラゲアクセサリーです。

大きさは100円玉程度。
好きなところに付ければ、
小さなミズクラゲと一緒にお出かけできます。

作るのは意外に大変なのです。
クラゲが好きだからできる..のかも。


買ってくれる人、いるかな。

清楚なたたずまい...アマクサクラゲ

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アマクサクラゲ


アマクサクラゲの白は、いつも同じではなく
さまざまな雰囲気を感じることができます。

先週土曜日の新江の島水族館。

この日は清楚な白に感じました。


獰猛な一面も


清楚で静かな佇まいに見えるアマクサクラゲも、
刺されると痛いクラゲです。

その毒の強さは、小さな魚を捕まえてしまうほど...
獰猛な一面もあり、さらに
最後はその魚を食べてしまいます。


●クラゲの不思議な世界
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撮影したカメラ:Canon EOS Kiss

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ふわっとしたピンクが優しい....パープルストライプドジェリー

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このふんわり感が癒される

レースのような触手をたなびかせ、
優しいピンクの体をふわりと漂わせうr
パープル・ストライプド・ジェリー。

この淡い色と全体の姿に対して、
傘の模様が微かに自己主張しているように感じてしまう。

水流が乱れて体があちこちに漂い、
予想の付かない複雑な動きをしていました。
そのちょっとした動きごとに、
また違った魅力を発散しています。

ふしぎな生き物です


刺されると痛いほどの毒針を、
無数に持つとは想像しにくいほど優雅な姿は、
生き物のもつ不思議な生態の神秘性を感じます。

寿命が来ないのではとも言われているポリプ、
内部にばねのような構造を持つ毒針の仕組み...


これ数ある不思議な生態のうちのほんのわずかな例に過ぎません。


知れば知るほど、謎が増えるクラゲには、
きっと興味が尽きることが無いのではと思えるほどです。

楽しい! クラゲと海岸を楽しむ江ノ島ビーチクラブご報告2014/6/21

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6月の江ノ島ビーチクラブを開催しました。
開催要項

●今回海岸で遊んだこと
・ビーチコーミング、
・ビーチクラフト
・クラゲの勉強会(ふしぎ解説・クラゲの給餌体験)
・ビーサン飛ばし選手権
・サーフィン体験

などなどで楽しみました。


●今回のクラゲ
・ミズクラゲ
・エボシクラゲ
・アマクサクラゲ

暑い時期なので、クラゲもかなり体力を消耗してしまいますが、
かわいらしい小さな体をピョコピョコ動かしてくれました。

そして、クラゲの不思議な生態をたっぷり解説して、
そのディープな世界にはまっていただきました!。

ちいさい男の子が、「くらげる クラゲLOVE111」 の本を買って!」とお父さんにおねだり。
嬉しかったなぁ。
文字の多い本なので、帰りに買ってもらってきっとお家で読んでもらっていることでしょう。


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「きれい」と「気持ち悪い」の関係

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「きれい」と「気持ち悪い」の関係は紙一重。
この、サムクラゲもそんな微妙な造形です。


糸のようなとても多くの触手の繊細さと、
その繊細さゆえに、沢山あると気持ち悪く感じてしまう、
人も多数いるらしく…水槽の前にいると、
賛否両論、きれいと気持ち悪いが、両極端に聞かれます。

そして、この傘のカタチから英名は、
Fried egg jellyfish
目玉焼きクラゲ...たしかに。


参加中!江ノ島ビーチクラブ 2014年6月21日(土曜日)

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今日は江ノ島ビーチクラブに参加中。
こんなクラゲが来ました。

詳しくはまた明日のブログで。

妖しく透ける...アカクラゲ

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なんと天井に...


照明が違うと、また新しい美しさに出会えますね。
サンシャイン水族館のアカクラゲです。

しかもこのアカクラゲは見上げた天井をにいるという、
斬新なクラゲ水槽です。

ボール型の球面にカクテル光線のような
さまざまな色が当たって妖しく透けて見えます。


明日は江ノ島ビーチクラブ!


明日は今年前半最後の江ノ島ビーチクラブ。
7月8月はお休みになります。
お見逃しなく!。


2014年6月21日(土)午前
08:30 スタッフ集合と設営
09:30 一般受付
10:00 ビーチコーミング
10:30 クラゲプロジェクト・ビーチクラフト・サーフィン ・ビーチアクセサリー
11:30 ビーサン飛ばし選手権
12:30 終了
13:30 スタッフ&希望者でランチ


●場所:片瀬西浜海岸(新江ノ島水族館の西側端あたりの海岸)

●詳しくはコチラへ
http://auqa.way-nifty.com/aqua/2014/06/2014621-8802.html


●クラゲの不思議な世界
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●平山ヒロフミ
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●画像の作成:

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ぽよんぷわん...タコクラゲのふしぎなリズム感

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たまには違う水族館にも行かなくては...ですね。
サンシャイン水族館のタコクラゲ。
ふだん、新江ノ島水族館で見るタコクラゲとはずいぶん違った印象です。

何が違うんだろう...タコクラゲの舞


同じタコクラゲだから、本来はそんなに違わないはずなのですg、
水槽のつくりの違いでこんなにも雰囲気が変わります。

新江ノ島水族館のタコクラゲは濃厚な芸術タイプ、
サンシャイン水族館はすっきりしたイラストのようです。

たくさん泳いでいてもバラバラに漂っているので、
ある瞬間に不思議なリズム感が生まれます。

そんな偶然のタイミングの面白さが伝わったらいいな。

そして今日は...疲れました。


今日は仕事からの帰宅時に小田急の脱線事故に絡んでしまい、途中から徒歩になってしまいました。普段なら数分のところ、道に迷ったこともあって1時間30分近くかかってしまいました。Mapでは45分で帰れるはずだったのに...。

Google mapを見ながら帰ろうと思ったところに電話がかかってきて、話をしていたことと画面を見ることができなかったため道を間違えたことにしばらく気づけず...。

今日に限って、夕方にアポイントがあり、少しだけ会社を出るのが遅くなったことが運のつきでした。疲れた~。

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より繊細に...同じミズクラゲなのに水族館ごとに違って見えます

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ミズクラゲ

今日の画像はミズクラゲ。
サンシャイン水族館です。

ここの展示水槽はどれも一工夫されていて、
面白いかたちのものばかり。

ミズクラゲは水槽のトンネルの下を通るので、
ミズクラゲに包まれた雰囲気を味わうことができます。

照明も周期的に変化するので、
とても幻想的です。

何かが違う


サンシャイン水族館のミズクラゲは、
どこか繊細で儚げ。
この違いはいろいろ考えられるのですが....。
続きはまた明日。

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空にふわり...ブルージェリー

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今日のクラゲは幻想的な夢想の遊び。

夕焼けの空にゆらゆら昇っていくタコクラゲ。

何となく気持ちも上向くかな。


ブルージェリー


ブルージェリーは、水族館を見ていると時々名前が変わります。
カラージェリーフィッシュ、ブルージェリーフィッシュ、ブルージェリー...。
水族館ごとに名前が違ったり、同じ水族館でも以前と違ったり。

そんな、何だか拠り所のあいまいなクラゲです。
ほんとうは研究が進むにつれて分類などが変化していくため、
名前が変わってしまうことはえおう珍しいことではないんです。


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触ると危険! 美しいものにご注意

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アカクラゲは繊細な触手と口腕を持ち、
優雅にたなびかせています。
どんな特徴があるのでしょうか。

アカクラゲの名前


学名は、Chrysaora pacifica と言います。
難しそうな名前ですね。でもこれが世界共通で通じる名前なので、

面白いのはアカクラゲの英名。
Japanese sea nettle
と言います。
傘の模様が日章旗に似ているからでしょうか。


アカクラゲの毒に注意!


触手は細くて繊細で、とても美しく見えるのですが、
ここに毒針(刺胞)がたくさん準備されています。

なので、触ると刺されてしまいます。
しかも痛い!。
日本の沿岸にとても沢山いるアカクラゲなので、
海で見たことがある人も多いのでは。
もし海水浴場などで見かけたら要注意です。

ハクションクラゲ!


かつては日本で、このクラゲを乾かして粉状にすることで、一種の武器になっていたらしい...
これを吸い込むと、くしゃみがなかなか止まらないと言われているから、ハクションクラゲ
と呼ばれることもあります。


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【イベントのおしらせ: 2014/6/21(土)午前 】手のひらの中で小さなクラゲがふわり 「江ノ島ビーチクラブ」

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●江ノ島ビーチクラブ開催のお知らせ!。
2014年6月21日(土)午前


●もし早起きが得意なら一緒に設営しましょ!。
設営から来ていただける方も大募集です。
ご連絡は、こちらのアドレスかTwitterのメッセージをどうぞ。
mail : info@jfish.net
Twitter: @Aqua_hiro


●小さなクラゲを眺めながら、
初夏の陽気の海岸を満喫しよう!。


誰でも予約なし、無料で参加できます。

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2014年6月21日(土)午前
08:30 スタッフ集合と設営
09:30 一般受付
10:00 開会式 ビーチコーミング
10:30 クラゲプロジェクト・ビーチクラフト・サーフィン ・ビーチアクセサリー
11:30 ビーサン飛ばし選手権
12:30 終了
13:30 スタッフ&希望者でランチ


●場所:片瀬西浜海岸(新江ノ島水族館の西側端あたりの海岸)
こちら


前回のようすはこちら。
楽しい! クラゲと海岸を楽しむ江ノ島ビーチクラブご報告2014/5/17


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いくらお金を積んでも作り出せない貴重なものなのに、全ての人に無料で贈られる不思議なプレゼント。今日の空からの贈り物。

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昨日に引き続き、
今日も空が綺麗でした。


曇ったり雨が降った空も、
それはそれでありがたいものなのですけれど。


少しの間雨が続いていたので、
どんよりとした空を見ていましたが、
複雑に絡んだ雲と光を見ることができて、
何となく嬉しくなります。


特別では無い景色なのかもしれないけれど、
見るたびに新しいものを発見したような
気持ちになってしまいます。


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クラゲに乗るえび!? 「ジェリーフィッシュライダー」

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その名も「ジェリーフィッシュライダー」!
戦隊もののヒーローだか、悪役だか...といったネーミング
時間ができたので、この名前のかっこよさにつられて、新江ノ島水族館に見に行きました。

クラゲに海老が乗っかってる!?


クラゲに海老が乗っかってるってどんなものかと思ったら、本当にずーっと乗っていました!。クラゲに乗った状態で1年くらい過ごすそうです。水槽の中でも、ゆったりと回るミズクラゲの上にしっかりとつかまっていて、落ちそうになる様子は微塵もありません。

このエビみたいなものは、イセエビの幼生(フィロゾーマ)。
もっと小さな生き物かと思ったら、小さめのカニ位(100円玉くらいかな)の大きさでびっくりです。

たまに離れたりしないのかな...と思ってみていたら、ミズクラゲの傘にずぶっと足を差して固定しています。時々ツンツンつついているのは食べているのでしょうか?。

一方ミズクラゲはというと...


Img_9376
説明によるとエビの幼生はクラゲを食べているらしいですね...。
なのでミズクラゲの傘の端がなくなっています。弱ってきたら乗り換えるのかな?。

ミズクラゲは喘ぐようにたまに拍動するのみ...。
ちょっと切ない...。

自然の逞しさや知恵の凄さを感じました。
他の展示に混ざっているので展示自体は意外に地味なのです。
見逃している人も多いみたい。必見です。

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幻想的に光った!。えのすいのクラゲが面白い!!

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今日は急に時間ができたので、新江ノ島水族館へふらっと行くことにしました。時間があまり無かったから、クラゲ中心で...。時間がたくさんあってもクラゲ中心ですけれど。

クラゲファンタジーホールのクラゲを少し見た後、すぐに奥のクラゲコーナーへ。
そこには数多くのクラゲが展示されています。傘の直径が数ミリのものから、10cmくらいのものまでさまざま。何種類もいて、これれがクラゲ!?と言いたくなるようなものも。


光るんです!


その展示の中でも、ちょっと目を惹いたのがオワンクラゲ。数年前に、下村脩先生が、このオワンクラゲの発行物質を使った研究でノーベル賞を受賞されました。

オワンクラゲの現在の展示は、ぱっと見はとても地味。水槽全体が見えていなくて棚のような張り出しに隠れているため、クラゲの位置によっては中にクラゲがいるようには見えず、軽く見て通り過ぎてしまう人多数....。

これがオワンクラゲの発光!


そんな中、オワンクラゲが発光し続けているのを発見!。
今までこんなに光っているところを見たことが無くてびっくりです。傘の端が緑色の蛍光色に光っています。これがオワンクラゲの発行物質です。

そして、その妖しい光を捉えました。
傘の縁に沿って光っているのがわかります。

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オワンクラゲの発光物質の遺伝子は解明され、遺伝子や生命の研究を行うために、なくてはならい存在になっています。

おまけ...水族館の外に出たら


夕焼けがとても綺麗でした。
片瀬西浜の夕暮れは、いつも美しいなぁ。

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磨かれたガラスの透明感 ギヤマンクラゲ

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体全体の透明度ナンバーワンなのではと思えるほど、
傘が透明でガラスのようなギヤマンクラゲ。

細く長い触手は、いまにも千切れてしまいそうな繊細さ。
しかしその見た目とは裏腹に、ここにも刺胞と言う毒針が沢山仕込まれていて、
獲物となる動物プランクトンを確実に捕らえます。
細く長く、そして沢山伸ばしている触手は全てハンティングのためなのです。

さらに、このギヤマンクラゲは獰猛な面もあります。
一緒に他のクラゲと入れておくと、他のクラゲを食べてしまうようなのです。
採集したときにうっかり他のヒドロクラゲと一緒に採集びんの中に入れてしまうと、
大抵このギヤマンクラゲだけが残り、他のくらげの姿が見えなくなってしまうことも。

こんなクラゲが身近に

これほど繊細でどこまでも透明なのにちゃんと口や消化器や、
神経や筋肉、眼まで持っています。
この世のものとは思えないほど不思議な形をしている
ギヤマンクラゲは、日本にごく普通にいるクラゲなんです。


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東京での上映決定! 「くらげとあの娘」で切なさと旧加茂水族館の魅力を

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今月から山形県で上映が始まっていた、「くらげとあの娘」。
評判は上々のようですね。

画像は、「くらげとあの娘」のオフィシャルサイトです。

くらげとあの娘」はどんな映画なの?


くらげで有名になり、さらにクラゲの展示種類数でもギネスブック認定の世界一を誇る、鶴岡市立加茂水族館。今年新たにリニューアルして、さらにスケールアップしています。

この映画はそんな建て替え前の旧水族館のメモリアルとして、そして新しい水族館の記念としても作られました。舞台は建て替え前の加茂水族館。心に傷を負ったクラゲ飼育員と、そこに偶然現れた女性との切ない物語です。

ストーリー 山形県にある鶴岡市立加茂水族館。 くらげの飼育員である浩平は「くらげになりたい」 とぼやきながら、どこか無気力な毎日を送っている。

そんなある日、港で、花束を海に投げ入れ手を合わせる謎の女性、有希をみかける。
彼女や職場の同僚たちとの出会いを通して、浩平の気持ちにも、少しずつ変化が…。

くらげのようにゆらゆらと流されて生きていたい浩平に訪れる運命とは???
水族館のある小さなまちで巻き起こるおかしくて、愛おしい物語。

オフィシャルサイトより引用


いよいよ関東でも上映決定!

そしていよいよ、新宿でも上映が決定しました。
こちらの映画館になります。
8/9~8/22 と期間限定なので、今のうちにスケジュールに入れておいてくださいね。

東京 新宿ケイズシネマ
03-3352-2471
8/9~8/22

http://kurage-anoko.com/theater/index.html


パンフレットも「クラゲづくし」で充実!


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Facebookより

パンフレットも充実しています。
これ一冊で、くらげがもっと楽しくなる!。
くらげ初心者にもわかりやすく、かわいく編集されているので、加茂水族館ファンのみならず、クラゲが気になる全ての方お勧めです。映画を見たら、ぜひ手に取ってみてくださいね。

●パンフレットの紹介はコチラ。

『くらげとあの娘』オリジナルブック


●クラゲの不思議な世界
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●平山ヒロフミ
info@jfish.net

タコクラゲの水玉に衝撃の事実が

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タコクラゲには、アクセサリーのような水玉の斑点がたくさん付いていて、ふしぎな可愛さを醸し出しています。
今日の写真はそんなタコクラゲが群れている様子です。この日はさまざまな色のタコクラゲが寄り添うようにしていました。

そんなタコクラゲには、衝撃の事実が...。

クラゲには骨が無い


昔からクラゲには骨がないと言われてきました。

なので『くらげに骨がある = 極めて珍しいものに出会ったときの例え』
として昔から使われてきました。

でも最近では、くらげに関するたとえ話は聞かれなくなってしまいました。
クラゲを良く見る地域では意味が通じますが、そのほかの地域では意味が伝わりにくかったのかもしれません。そんな理由で、流行らなくなってしまった可能性もありそうです。

クラゲに無いはずのアレに関する衝撃の事実


そんなこともありつつ、クラゲには骨が無いと言う認識は一般的に広まって行ったのでしょう。
昔話には、なんと骨なしクラゲになった理由まで描かれてます。

しかし、例によってクラゲには例外がつきもの。
何とタコクラゲのあのかわいい水玉模様には、炭酸カルシウムが多く含まれているらしいのです。
カルシウムということは、骨ってこと!?。

いわゆる脊椎の骨格ではないので、脊椎動物の骨とは違います。
でも、もしかすると、まさに骨格のように傘の強度を高める役割をしているのかもしれません?。
はい、そうなんです。あの水玉模様が柔らかい傘を守っているらしいと言う学説もあります。

まだ研究は進んでいないようです。
でももし本当に骨格のような役割があるとしたら、その時はクラゲに骨が無いとは言わせない!。

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くらげ骨にあふここちとタコクラゲのふしぎ

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今日は水玉模様のタコクラゲです。
このクラゲは温暖な地域に住んでいて、活発に泳ぎ回ります。

この写真くらい、100円玉くらいの小さいタコクラゲは、おもちゃか何かが泳いでいるように見えますが、条件がいいと直径が20cmはあるんじゃないかと思うほどのサイズになります。ここまで巨大になると、これはこれでまたどこか別の星から来たのではないかと思ってしまいます。

くらげ骨にあふここちして


あるはずのない事に遭遇したときの驚きを、
くらげ骨にあふここちして
と昔の人は言っていました。

つまり、骨が無いはずのクラゲなのに、その骨に出会ってしまった。
これはあり得ないほどめったに無いことだ...という訳なのです。
そして、このクラゲの骨に出会う例えは、どちらかというと、めったに無い良いことにめぐり合ったときに使われることが多かったようです。


もし国語に問題が出たらこんな感じ?。

問題: このことわざを用いて、短い文章を作りなさい。

回答:
「うわぁ~、こんなに素敵なプレゼントをありがとう。
くらげの骨に出会ってしまったほど嬉しい!!!」

ん~、いきなりこう言われても、なかなかピンと来ないかもしれませんね。
でも日本語は廃れたり復活したりするはずだから、今年あたり流行らせたいな。

さて、クラゲに骨がないことが前提になっているこのことわざ、実はタコクラゲに対してはちょっと怪しいのです...。
この続きはまた次回をお楽しみに。


このお話は、「くらげる クラゲLOVE111」に詳しく載っています。
読んでみてね。


●クラゲの不思議な世界
http://www.jfish.net/

●平山ヒロフミ
info@jfish.net

●画像情報
撮影したカメラ:Canon EOS Kiss

●画像の作成:

Adobe Photoshop Elements


みずくらげの透明感をiPhoneに...ハンドメイドiPhone5/5sクリアカバー

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iPhoneのデザインの美しさとミズクラゲの透明感を融合させた、iPhoneクリアケースを作成中です。
前回はこんな雰囲気になるかも...という合成写真でしたが、今度はリアル!。

実際に試作してiPhoneに装着したものを撮影しました。

iPhone5/5s いい感じになりました


iPhoneの背面のロゴも、思ったとおりに透けて見えて、
とてもステキな雰囲気になりました。

梅雨時の少しじめじめした時期に、これをもって出れば、
少しでもさわやかな気分になれそうです。

明日から実際にこれで出かけようかな。
もし完成度がもっと上がったらハンドメードで販売しようかな。


もちろん画面もミズクラゲ


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背面だけではありません。
もちろん画面の背景もミズクラゲ。
深い青に浮かぶミズクラゲたちがアイコンの向こう側にいます。

クラゲ仕様のiPhoneもいいですね。

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●画像情報
撮影したカメラ:iPhone5/5s

いつも使っているカメラ:Canon EOS Kiss

●画像の作成:

Adobe Photoshop Elements


クシクラゲはやっぱり変な生き物だった

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今日の画像はクシクラゲ。
体のほとんどの部分が透明で、櫛板(くしいた)という繊毛のようなものがピラピラと常に動いています。
この部分に光が当たると、ネオンサインのように本当に綺麗に輝きます。


このクシクラゲ、実際にはテマリクラゲ類の神経系を調査・研究した結果が、Natureに掲載されています。
http://www.nature.com/nature/journal/v510/n7503/full/nature13400.html
より引用。

クシクラゲには神経も筋肉もあるよ


Natureに掲載された記事にはこんなことが書かれています。

神経系統の進化に関してはクラゲに限らず解明されていません。
ただ、クシクラゲに関しては他の原始的な動物とは異なり、複雑な神経系と筋肉系の両方を備えている。

...とのこと。
むむむ・・・。
ちょっと待ってください。
さらっと書かれていますが、クラゲには神経も筋肉もあるんです。
あんなに透明な生き物なのに!。

そしてさすが10億年のクラゲの歴史はダテではなかった!。

クシクラゲが、神経、免疫および発生に関連する遺伝子の含量の点で他の動物のゲノムと著しく異なっていることを明らかにした。我々の解析によると、クシクラゲが後生動物の中で最も早く分岐した系統として位置付けられる。クシクラゲの系統分岐の古さに関するこの説は、複数の遺伝子ファミリーの比較解析によって裏付けられ...


解析によると、クシクラゲは他の動物の中で最も早く神経系統などが発展していったらしいのです。
少なくともクシクラゲは私たちの祖先ではなく、独自の発展を遂げたようですね。


ということは・・・

クシクラゲの神経系と筋肉は、他の動物とは異なる独自の進化を遂げている...ということは、地球上においてクシクラゲは他の動物とは根本的に異なった生き物のようです。
これは勝手な想像ですが、あまりにもクシクラゲの成り立ちがヒトと違うとすると、『門』という分類からも外れ、新しい界ができてしまうかもしれませんね。

ちなみに界は生き物の最も大きな分類で、動物界、植物界、菌界、原生生物界、などに分類されています。つまり人とクシクラゲは同じ動物界の仲間です。


├動物界
├植物界
├菌界
├原生生物界
├ :

動物界の次に、刺胞動物門、有櫛動物門、脊椎動物門...などと分かれますが、ヒトは脊椎動物門、ミズクラゲなどは刺胞動物門、クシクラゲは有櫛動物門と分類されています。


├刺胞動物門 ← ミズクラゲ、アカクラゲなど
├有櫛動物門 ← ウリクラゲ、カブトクラゲなど
├脊椎動物門 ←ヒト
├ :

独自の神経系統の働きが解明されたら、それまでに全く思いつかなかった応用によって、医療を中心として私たちの生活が根本から覆るような科学が発達するかもしれません。
もし新しいクシクラゲ界、なんていう新しい分類ができたら、そのときにはまた新しい科学の地平線が見えたときなのかもしれません。
それはクラゲの未知の可能性が新しく発見されたときなのですから。

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撮影したカメラ:Canon EOS Kiss

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幻想...漂うミズクラゲ

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今夜の脳内幻想ミズクラゲを、
アートしてみました。

こんな色と光で泳いでくれたら、
さらに静かなクラゲの世界で、
漂うことができそうです。


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撮影したカメラ:Canon EOS Kiss

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まったり…今日のミズクラゲ




今夜のミズクラゲ。

食事して、
ふんわり漂っています。

iPhoneのカメラだと、
青が潰れてしまうけれど、
それはそれで面白い効果になっているかも。

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⚫️平山ヒロフミ
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美麗! ハナガサクラゲ

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ハナガサクラゲの触手は、こんなにカラフル。
普段は比較的深いところにいるので、
なかなか海岸や岸壁では目にすることができません。

水族館では、漁師さんの網にかかったものを
譲り受けている場合もあるそうです。

全貌はコチラ


全体ではこんな形をしています。
かなり暗くなっている海の下で、どうしてこんな色に
なってしまったのでしょうか。

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777のミズクラゲ

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777のミズクラゲ


2月の新江ノ島水族館で閉館後に居残ることができる機会があったので、誰もいないクラゲファンタジーホールで撮影させていただきました。

このときに教えていただいてびっくりしたのは、この中に777匹のミズクラゲが入れていたそうです。一個体ずつ数えて入れたのかな....思いついたアイディアは、手間のかかることも苦労もいとわず実行してしまう担当者さんには、いつも頭が下がります。

しかし、どうやって777個体を数えたのでしょうか。


こうやって数えた...はず


ミズクラゲのいる大きな水槽は、普段からも内部をブラシなどで軽くこすって汚れを落としています。たまに開館時間に行っていることもあるので、見たことがあるのでは。
しかしそれでも落としきれない場合は、全てのミズクラゲを外に出し、海水も全部抜き、中に人が入って洗います。外から見ていると、不思議な風景....担当者が展示されてるみたいなのです

で、ここからは推測ですが、きれいに洗った水槽に海水を戻し、そのあとはミズクラゲの数を数えながら水槽に戻しているのではないかと...。

いろいろな作業やメインテナンスで、美しい展示が作られているのですね。


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●画像情報
撮影場所:新江ノ島水族館
撮影したカメラ:Canon EOS Kiss

鍵の手!カギノテクラゲ

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カギノテクラゲは覚えやすい!


カギノテクラゲは、独特の形をしているので、とても覚えやすいクラゲですね。
透明な体に黄色い十文字の線が見えていて、さらに傘の周りから沢山の触手が生えています。

その触手の先が、ちょこっと曲がっていて鍵の先のように見えるので、この名前がつきました。見え方によってはわかりにくいこともありますが、よく観察してみると先だけなぜか曲がっているのがよくわかります。

そして、刺されるとかなり痛い!(らしい)。
普段から常に泳いでいるクラゲではなくて、アマモなどにくっついていることも多いちょっと変わったクラゲです。でもその泳ぎは、とてもかわいいんです。止まっていたかと思うと急にピョコピョコっと泳ぎ出し、また止まって...をラン名d無に繰り返します。

見ていて飽きないんですよね。

透明すぎる!


このクラゲのその透明な体が、あまりにも透明なこと。ちょっと透けて見えるというレベルではなく、完全に向こう側が一点の曇りも無くはっきりクッキリ見えること。

あまりにも透明度が高いので、そこに傘があるとは思えないほどです。
海中で見えにくくすることで、敵から守りつつ攻撃するのでしょうか...。
見た目はシンプルですが、その機能もデザインも精緻な造形です。


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●画像情報
撮影場所:すみだ水族館
撮影したカメラ:Canon EOS Kiss

クラゲは夏に弱い?。小さくなってもクラゲ。

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ミズクラゲを飼育しています。
今日の写真も、飼育している水槽から。
このところの暑さで、クラゲもちょっと苦しそうです。

次第に小さくなっています。このまるっとした形は、弱ってきている証拠。
拍動も少なくなって、息も絶え絶えのようにも見えてしまいます。


夏のイメージのクラゲは夏が苦手?


そうなんです。飼育の環境では、ミズクラゲは夏が苦手。お盆過ぎにたくさん現れるから、海水浴はやめたほうがいいと昔から言い伝えられていますね。深く探るとある意味正しい部分もあるのですが、この伝承がいろんな誤解を招いています。

地域にもよりますが、確かに夏場にはカンタンに見つかるほど大きくなったクラゲが多く見られるのは確かです。でもクラゲは夏だけにしかいないなんてことはありません。ミズクラゲは真冬もしっかり生き延びています。

しかし、それは自然界でのこと。飼育となるとそうは行きません。
室温が高くなってくるので、それにつれて水温も上昇します。ある一定の温度を超えると、なかなか育ってくれません。むしろ、弱って小さくなってしまいます。
クラゲ飼育に夏は厳しい季節なんです。

ミズクラゲは溶ける...跡形も無く...


そやって弱ってしまったミズクラゲは次第に小さくなっていき、豆粒のようになります。それでもまだ時々拍動することもありますが、生死の境目についてはあいまいです。何しろ脳が無いのですから、そもそも死んだことをナニで判断すればいいのか...。
そして最後は、あとかたも無く消えてしまいます。
これは、体の96%が水でできていて、体調を崩してしまうと食事もなかなか食べず、さらに時間が経つと体から水分が抜けてしまうから。
クラゲの儚さは、その姿だけではなく、死に方までが儚いですね。


●画像情報
撮影場所:自宅のくらげ水槽
撮影したカメラ:Canon EOS Kiss

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クラゲ情報がスゴイ!。映画 『くらげとあの娘』の公式パンフレットがすごい

いよいよ公開!。映画 『くらげとあの娘』



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いよいよ公開になった、映画 『くらげとあの娘』。山形にお住まいの方は、ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。


主人公・永倉浩平(29)は、水族館の飼育係。クラゲの飼育を担当している。30歳を目前に彼女にもふられ、クラゲになりたいと思いながら毎日を過ごしていた。そんなある日、クラゲの採取に向かった港で、花束を海に投げ入れ手を合わせる一人の女性をみかける。パン屋で働く森下有希(29)だ。何度かの偶然の出会いを経て、次第に有希に心ひかれていく浩平…
 
クラゲ展示種類数でギネス世界記録に認定された鶴岡市立加茂水族館を舞台に送るちょっとアンバランスなラブストーリー。

公式サイトより引用
http://www.kurage-anoko.com/


クラゲ情報満載!。映画 『くらげとあの娘』の公式パンフレット


今回、このパンフレットの制作に参加させていただきました。
だからという訳ではありませんが…宣伝してしまいます!。このパンフレットは映画内容に関する紹介もしっかり書かれていますが一般の映画のパンフレットの常識を超えた、くらげづくしの内容になっているんです。どこがスゴイかと言うと、このパンフレットだけでクラゲの基本的な解説が完結してしまうこと。

それほどクラゲ情報が満載で充実しています!。

さらに圧巻は、『クラゲのふしぎ (知りたい★サイエンス)』(技術評論社)でも好評だった、全国のクラゲを見ることができる水族館に関して新たに調べなおされていること。最新の情報にリニューアルされています。これだけでもかなりの価値があります。

また解説はこれまでに無いほどビジュアル的にわかりやすく、かつ可愛く書かれているので楽しく見ることができます。


クラゲ情報が充実してきました



現在では、このパンフレットは映画を上映している映画館やその地域、つまり山形県の一部でしか手に入りません。全国的に誰でも手に入るようになってほしいものです。
このパンフレットを読んで、もっと詳しく知りたいと思うようになったらどの本を選べば良いでしょうか?。クラゲの写真集から解説本までかなり多くの種類のものがありますね。クラゲの情報も多くなってきて、基本的な情報はいろいろな場所で手に入るようになりました。


クラゲの基本とカルチャーを幅広く知りたいときに読む本


もしクラゲのことを知りたくて、最初にどの本を買おうかと思っているなら、迷わず『くらげる クラゲLOVE111』をお勧めします。クラゲの基本から、幅広い情報まで楽しく知ることができますよ...と自分でお勧めしちゃいます
詳しくは下記の画像をクリック。
『くらげる クラゲLOVE111』



クラゲのさまざまな種類を図鑑的に知りたいときに読む本


もし図鑑的な本をお探しでしたら、こちらがイチオシです。
詳しくは下記の画像をクリック。
『最新 クラゲ図鑑: 110種のクラゲの不思議な生態』




『くらげとあの娘』を見て、もしクラゲに興味を持ったらクラゲのいる水族館に出かけてくださいね。
そして不思議だなと興味がわいたら、ぜひ上記の本を手にとってみてくださいね。


需要あるかな...iPhoneが透けて見える!。清涼感溢れるミズクラゲクリアカバー

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もしクラゲのiPhoneカバーを作成したら、需要あるかな。
いろいろとデザインを考えています。
もし買いたいという人が現れたら、作成しようかなぁ。


ミズクラゲの透明な美しさを生かしたデザイン


ということで、トップの画像はこうなるというシミュレーション。パソコンの中で作成した画像なので、本物ではありませんが見た目はほぼこのとおりになります。

クラゲの透明感と、iPhoneの持つ背面の美しさや透明感をどちらも生かせるように半透明にしています。なので、アップルの林檎マークや下部の型番などもうっすら透けて見えます。

上に行くにしたがって次第に薄くなっていくことで、クラゲの儚さもあらわしているつもり。目立ちすぎないデザインで夏に向けて清涼感もあるはず。

黒のiPhoneは持っていないので、どんな感じになるのかわからないのですが、もっと渋くて落ち着いた感じになりそうです。


反応があれば嬉しいなぁ。
ということで、Twitterやメールでご連絡お待ちしてます!。。


●画像情報
撮影場所:Top Secret
撮影したカメラ:Canon EOS Kiss

・画像の作成:Adobe Photoshop Elements

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